WIBについて

歴史的背景として遡ること江戸時代。和歌山(紀州藩)は、徳川御三家として影響力が持ち栄えた。かの有名な8代将軍徳川吉宗は紀州藩主であった。それに加えて、開創1200年の高野山。熊野大社に繋がる熊野古道は世界遺産にもなり、歴史的魅力だけでなく、信仰など影響力を全国に発信し続けている。
また、「経営の神様」と讃えられた松下幸之助氏は、和歌山出身である。

その地元、和歌山に自信と誇りを持ちビジネスの流域で、自分たちの世代が全国、世界に影響力を持つ。
最低でも業界NO1、その次は世界を狙う志を持った経営者が、互いに刺激し合い成長を加速させる。
地域創生のラストチャンスの今、エリア関係なく事業成長が可能であるという事の証明をするために、
和歌山イノベーションベース＝WIBを創設。

志高い経営者が集まり、視座を高めて学ぶ月例会。メンバー達が、自分の可能性を信じて成長を加速させていきます。また、近い将来、起業を考えている若者たちと交流を深め、「起業」という選択肢を与える起業家支援も行っていきます。

和歌山本社で事業展開している経営者はもちろん、和歌山に縁のある経営者は、地元和歌山の発展を切に願っている。地方創生という言葉が世に出てから、早20年以上、和歌山含め日本各地で大きな実績は残せていないのが実情。
そんな中、コロナ渦の影響もありweb化・オンライン化が一気に進み、最新トレンドのキャッチアップや人とのコミュニケーションなど東京一極集中でなくでも可能となりつつある。

世界的に環境を大きく変化している今なら「地方の可能性」を最大化できるのではないか？？？　と考える経営者が多数出てきたそんな中、徳島発祥でTIB（徳島イノベーションベース）が立ち上がり、同じ思いを持って経営者が全国で動き始め、xIBシリーズが一気に加速、1年で20程度の県で地方創生の為、xIBが立ち上がっていった。

和歌山の経営者及び和歌山に縁のある経営者も、その波にのりWIB（和歌山イノベーションベース）を発足する事になった。WIBメンバーは、志高いメンバーで構成され、一般社団法人WIBの理事には、地元和歌山の金融・大学・TV局に加え、ソフトバンクも理事として参加。
2022.1.13に一般社団法人　和歌山イノベーションベースとして設立する運びとなった。

アントレプレナーシップを持った人物とは、道無き荒野を切り拓き前へ前へ進むような気概を持った人物と定義します。和歌山イノベーションベースはそのアントレプレナーシップを持った人たちを結集し、和歌山に、日本に、世界にイノベーションを起こす核となることを目指します。

私は和歌山に生まれ18歳まで暮しました。アメリカに渡り世界を放浪し24歳で起業し50歳となる今までいくつも事業をつくりそれを拡大させてきました。でもまだまだ世界を変えるような成功をおさめたわけではありません。私は事前活動や街おこしなどで和歌山に貢献したいとは思っていません。事業家らしく、自己を成長させ事業を成功させて振り返れば沢山の人がついてきてはじめて、故郷和歌山に貢献したと言えると思っています。

これから起業する人でも、まだまだ事業が小さい人でも、親から事業を継承した人でも、アントレプレナーシップさえ持っているなら、是非仲間になってください。逆に中途半端に成功して満足してしまってる人や自分の成長にコミットしてない人は和歌山イノベーションに来て欲しくはありません。和歌山イノベーションベースがアントレプレナーシップを自然と与えてくれるわけではないのです。

自分自身が心の奥から成長を願うメンバーたちが互いに刺激を与えあいながら成長を加速させるための装置が和歌山イノベーションベースなのです。私もイチメンバーとして、誰にも負けない成長をするつもりでいます。個人で挑戦するより、確実に成長速度は早くなるはずです。
共に学んで切磋琢磨して、誰もまだみたことのない景色をみてみませんか。お待ちしています。

前田 効多郎 (一般社団法人 和歌山イノベーションベース 理事長)

EOは1987年にアメリカで設立され、年商1億円を超える会社の起業家だけが入会できる、今や世界で14,500名以上の会員を擁する世界有数の起業家組織です。日本には現在（2022.3現在）11個の支部があり、会員数は計約800名です。WIB代表理事の前田は、EO大阪の第8期会長を務めました。

WIBの取り組みは、EOと連携していく上に成り立つものです。EOが1987年から30年以上にわたって培ってきた、14,500名もの経営者が学び成長する仕組みを活用することは、従来の地方における起業家支援には類を見ない取り組みと言えます。各地で活躍する国内EOメンバーの方々を講師にお招きし、WIBを通して和歌山に先駆的な経験、知識もお伝えしていただきます。